第2回:相続か贈与か
第2回:相続か贈与か
~「相続」が「争続」になってしまわないよう、行政書士がお手伝いできること~
【よくある事例】:『うちもそう』となるケース
こんなお客様がいました。
【事例】Aさん(60代・男性/鹿児島県)
両親から受け継いだ農地・山林がある
子どもたちは県外で仕事をしていて、「後から相続となれば、面倒をかけるだけなのでは…?」と心配
両親が元気なうちから、「名義変更だけしておきたい」「できれば後から争わない方法で財産を渡したい」という相談
【問題となるポイント】
☑️ ただ単純に名義変更をしてしまうと『贈与』となり、予想以上の税負担が発生する可能性がある
☑️ 現状のまま放置していると、後から相続となり、相続人が増えたり、話し合いがまとまらない可能性も…
【行政書士ができたサポート例】
【ヒアリング】:Aさんの状況、家族構成、財産の種類などを丁寧にヒアリング
【方向性の検討】:贈与を検討するなら、年間110万円以内の暦年贈与や住宅取得等の贈与の特例も検討
現状のまま相続となるなら、遺言で後からの争いを予防
【具体的なお手伝い】:
【遺言書案の作成サポート】公正証書遺言として作成
【財産目録・相続関係説明図】:後からわかりやすい資料をまとめる
【名義変更・農地関係】:農業委員会への相談、手続きサポート
【税理士・司法書士への橋渡し】:税額の算定、登記手続きへつなぎ役となる
【その後、Aさんからの声】
「後から『争続』となることだけが心配でした。でも、行政書士さんと一緒に整理したおかげで、家族も『わかりやすい』と安心してくれて、ホッとしました。」
【まとめ】:『後から後悔しない』相続・贈与のために
単なる手続きではなく、『後から後悔しない、後から争わない』形を一緒に考え、サポートできるのが行政書士の役割です。
もし、
☑️ 「うちも農地・山林の問題で心配している…」
☑️ 「後から家族で揉めそうで、不安がある…」
☑️ 「相続・贈与、どっちがうちの家族に合うかわからない…」
という方がいましたら、ぜひ一緒に考えましょう。
『暮らしの手続きアドバイザー』、行政書士・FP 瀬崎でした。
2025年6月27日